LUC+が応援しているプロテニスプレーヤー・福田勝志選手が、10月28日から開催される「大正製薬 リポビタン 全日本テニス選手権96th」に出場します。福田プロは、高校3年生（1994年）のときに初出場。以来、2019年まで26年連続で出場するという大記録を打ち立てました。2020年は新型コロナウイルスの影響でドロー数が減ったため、残念ながら出場は叶いませんでしたが、2021年はJTAシングルランキング54位となり見事出場圏内に入ることができました。45歳、出場者のなかで最年長プレーヤーが、27回目にして初の優勝を目指す挑戦が始まります。

LUC+は、福田プロの挑戦を応援しています。公式Instagramでは、「Road to All Japan Tennis」と題して応援投稿をしていますので、ぜひご覧ください！ みなさんも一緒に応援しましょう!!

プロテニスプレーヤー・福田勝志の歴史

福田プロは1976年、京都府生まれ。両親の影響で3歳からテニスを始めました。4歳からスクールに通い、なんとテニスが好きすぎて幼稚園に行かなかったというほどハマります。5歳にして公式戦デビューし、遠征も始めます。現在も全国各地を転戦することが好きだという福田プロは、「このときの経験がきっかけだと思います」と話しました。

小学4年生では関西小学生大会でベスト4に入り、初めての全国大会出場を決めました。小学6年生、右利き両手打ちだった福田プロですが、このとき左打ちに転向する大きな決断を下しました。

その後、関西ジュニア大会で優勝を重ね、全日本ジュニアでもベスト4入りするなど、優秀な成績を収めていきます。高校時代には、全国選抜の優秀選手に選ばれ、アメリカに遠征。メンバーは皆3年生のなか、福田プロだけが2年生と大抜擢でした。「この経験から、自信がつきました」ということです。1994年、高校3年生のときに全日本ジュニア選抜室内で優勝。初めての全国大会優勝を経験します。そして全日本選手権に初出場。これが、連続出場の始まりでした。 

同志社大学時代には、関西学生テニス選手権やインカレ・インドアなどで優勝するなど輝かしい成績を残し、卒業後実業団選手の道へ進みます。1999年の全日本選手権では、シード選手2人を破ってベスト8入り。「かつて憧れていた選手を破ったことで自信がつきました」と印象に残っている大会だったということです。

2002年、全日本ランキングで9位となり、初のトップ10入りを果たします。「目標の1つだったので、嬉しかったです。状況的に達成できないかな……？ と思っていたので、喜びはひとしおでした」とのことです。

2004年、28歳でプロへ転向。「国体に出場する関係でプロ登録はしていませんでした。ほぼプロのような活動でしたが、プロプレーヤーは自分の夢であったこともあり、きちんとプロ登録することで、もっと自覚をもってテニスに向き合えるんじゃないかと思い転向しました」と言いました。転向直後の全日本選手権で、自身3度目のベスト8入りを果たします。「プロとして結果を出さなくてはいけないという意気込みもあり、思い出深い大会・試合でした」と振り返りました。

30代を迎えた福田プロは、インドフューチャーズシングルスベスト4（2007）、ロイヤルSCオープンシングルス優勝（2010）、JTTアオノオープンシングルス準優勝（2012）、カンボジアフューチャーズシングルスベスト8（2013）など、国内外で精力的に活躍します。2013年には、全日本選手権に20回連続出場。「自分のテニス人生で、1番誇れることです」と話しました。

2016年に40歳となったあとも、埼玉オープンダブルス優勝（2017）、BRIDGESTONE TECNIFIBRE TOUR 山梨北杜オープンダブルス優勝（2017）、Masaオープンでダブルス優勝（2019）などさまざまな大会で入賞します。2018年の全日本選手権は、大阪での本戦に、ルーセントテニスクラブの生徒やルーセントスタッフなど約200名が応援に駆け付けました。「勝つことはできませんでしたが、今までで一番感動した」試合だったということです。

2019年には26度目の出場を決め、新たな記録が始まると思いきや、新型コロナウイルスの影響が世界的に広がります。2020年大会はドロー数が削減され、出場は叶いませんでした。「つらい思いをしているのは、ほかの選手も同じ。また1からの気持ちで始めます！」とテニスに向き合います。中止や延期が続くなか、各地の大会に参加してJTAシングルランキング54位につけ、2021年の出場権を得ました。

「夢はずっと全日本選手権優勝です」と語る福田プロは、27回目の挑戦でそれを叶えるため日々努力を重ねています。まさにLUC+が掲げる「Beyond Yourself」の精神を体現しており、挑戦を続ける福田プロをLUC＋は応援していきます。

福田プロ　全日本選手権の軌跡